No.17「シー・ラヴズ・ユー」

vivelerock2006-05-04

ビートルズ初心者の頃、「オールディーズ」というベスト盤は愛聴盤でした。なんせしょっぱなから「シー・ラヴズ・ユー」〜「フロム・ミー・トゥ・ユー」〜「恋を抱きしめよう」という流れは、強烈なものでしたし。
で、この「シー・ラヴズ・ユー」はその「オールディーズ」のトップを飾った曲で、イギリスでは77年にポール・マッカートニーがウイングスで出したシングル「夢の旅人」が出るまで、14年間に渡ってイギリスでセールス記録を持っていたビッグ・ヒット。ちなみに「夢の旅人」を破ったのが84年のバンド・エイドドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス」で、これもB面のメッセージ集「フィード・ザ・ワールド」にポールが参加してましたから、63年以降のイギリスのポップ・フィールドではずーっとポールがトップを張っていたということになります。単純にこの事実だけでもポールがいかに凄いかということがわかります(どうだ、ジョン・ヲタどもめ!)。
話は戻して「シー・ラヴズ・ユー」。これはメジャーとマイナーどっちなのかわからなくなるビートルズ独特の個性が炸裂した曲で、今まともに聴いてもやはり新鮮。で、これがまた普通に青春ポップスになっているんだからもう降参としかいいようがないですね。