№.13「ゼアズ・ア・プレイス」

アルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」の中で一番好きな曲。ポールとジョンのリエゾンによるコーラスが延々つ続く佳曲としては、この後「ドライヴ・マイ・カー」まで待たなきゃならない点でも貴重な曲。
もうね、「青春」を感じさせるという意味ではこれを超える曲はそうそうないかも。それくらいいい曲です。サビの部分の「In my mind there's no sorrow〜」のくだりの展開なんぞ、もう脱糞モノ(汚いなぁ)。
ええい、ここまで言ってしまえ! この曲はビートルズの中で三本の指に入る大傑作だ!
いわゆる典型的なマージー・ビートで似たような曲は山のようにあるけれど、これ以上のメロとアレンジとヴォーカルが合体した曲は存在しない。
「アイル・ゲット・ユー」「シー・ラヴズ・ユー」など、疾走感+哀愁を含んだ曲を作らせれば、この時期のビートルズに勝てるアーティストは今に至るまでほとんどいない。
アルバムのラスト「ツイスト・アンド・シャウト」は、その前にこの曲がある故に輝きを増しているんですよ。あたしゃそう思いますね。