ニュー・カーズ関連

以前にも書いたように、カーズがトッド・ラングレンをヴォーカルに迎えて再結成するそうで、その詳細が「ストレンジ・デイズ」誌の6月号に掲載されていました。

The Definitive Cars

The Definitive Cars

バンドメンバーは以下の通り。

エリオット・イーストン(g)
グレッグ・ホークス(k)
トッド・ラングレン(vo,g)
カシム・サルトン(b)
プレイリー・プリンス(ds)

リック・オケイセクというソングライター/ヴォーカルストがいないという点で、本当にこれがカーズといえるのか、ということもありますが、カーズ・サウンドの要はイーストンとホークスだったので、それほど変わらない気もします(ただしトッドが例のごとくエゴむきだしにならなければ、ですが)。
それより驚いたのが、カシム・サルトンとプレイリー・プリンスの参加。カシムはトッドがやっていたバンド、ユートピアのベース/ヴォーカルだった人で、不朽のポップ・ナンバー「セット・ミー・フリー」など重要曲でヴォーカルを担当。トッドよりもポップな声質は、非常に甘くて人気もありました。

Anthology 1974-1985

Anthology 1974-1985

一方のプレイリー・プリンスは、これまたトッドがプロデュースしたこともあるチューブスのドラマーで、XTCの「スカイラーキング」をはじめ、トッド関連作に数多く参加しているセッションマン。一聴してわかるドラム・サウンドは、カーズではどうなるのか興味津々。
Best of the Tubes 1981-1987

Best of the Tubes 1981-1987

ということで、このニュー・カーズは完全にオリジナル・カーズvsトッド軍団の図式になっており、ここでケミストリーが起こるかあっという間に分裂するかのどっちかになると思われ。
5月にアルバムが出るそうなので、これは両方のファンでもある私としては即買いです。久々に新作を待ち望む作品が出そうですね。