統計のウソを見抜け!
リサーチ・リテラシーのすすめ 「社会調査」のウソ (文春新書)
- 作者: 谷岡一郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2000/06/20
- メディア: 新書
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これはマスコミや学者、市民団体などがやらかしているインチキ統計(意識的なものも無意識のものも含む)について解説した本です。
「一番人気はカーター氏/歴代大統領/米紙が調査」
【ロサンゼルス4日=共同】四人の前、元米大統領のうち一番人気があるのがカーター氏で、在職中に高人気を維持し続けたレーガン前大統領は“並”に転落―。米紙ロサンゼルス・タイムズが四日発表した世論調査でこんな結果が出た。
九月下旬、全米で千六百人を対象に行ったこの調査では、健在の四人の前、元大統領のうちだれを支持するか、という質問に対し、三五%がカーター氏、二二%がレーガン氏、二〇%がニクソン氏、一〇%がフォード氏と答えた。
この結果について「カーター氏は人道的な政策が評価できる」「レーガン氏は貧しい人には何もせず、多くのホームレス(浮浪者)を生む原因となった」といった回答者の見方を紹介している。(「朝日新聞」一九九一年十一月六日)
さて、この世論調査はどこがおかしいでしょうか?
などというトピックがいっぱい。私は統計学を3回挫折してきましたが、再挑戦したくなりましたね。