NHK紅白歌合戦「スキウタ」アンケートの中間発表

まあ何はさておき下記を見てください。
http://www3.nhk.or.jp/kouhaku/vote/happyou.html
前にも書いたように、この手のアンケートを下手にやるとロクなことがないという好例です。
「九州スポーツ」（東スポの九州版）の記事によれば、当初NHKは100万票を目標としていたらしいんですが、9月頭の段階で投票が伸びず、SMAPとオレンジレンジが群を抜いて多かったそう。つまり組織票だったワケ。それでNHKはレコード会社に『演歌と歌謡曲に入れてくれ』と要望し（この段階でアンケート主旨からズレまくってるわけだが）、結局ファンクラブに呼びかけたレコード会社の歌手が30位以内に入ったんだと。
それで橋幸夫が3曲（6位「潮来笠」・10位「霧氷」、紅組で「いつでも夢を」が3位）、森進一が3曲（19位「襟裳岬」・20位「おふくろさん」・25位「北の蛍」）、川中美幸が2曲（11位「二輪草」・19位「遣らずの雨」）となんとも不思議なランキング結果に。で、去年このランキング発表に噛み付いた和田アキ子はランク外（ｗ）とまあそういうことに。
ほかにも浜崎あゆみが予想以上に下位だったりと、それはおもしろい結果になったわけで。だいたいヒット曲が多い（あゆなんかはモロにそう）アーティストは票が割れて損なわけですよ。また、最初からテレビに出ないようなアーティストは対象外になったりするし。
年代別に分けるとか、プロ野球のオールスターみたいにその年の代表曲をエントリーさせて投票するとか、なんかまともなやり方がまだあったでしょうに。
ただし、この異常なランキングを操作せずに（レコード会社に依頼しているから、結局してるんだが）リアルタイムでオープンにしたNHKはある意味ご立派。
というか少しは学習しろよと言いたくなる今日この頃でした。