邪外さんにすすめられたイエス「ドラマ」

Drama

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東京で盛んにすすめられたイエスの80年作「ドラマ」。バグルストレバー・ホーンジェフ・ダウンズがメンバーになり、「ヴォイス・オブ・イエス」のジョン・アンダーソンがいないという変則形態ゆえに、イエスの歴史上でも過小評価されているそうです。


まあ私の場合、イエスといえば「ロンリー・ハート」であり、決して「ラウンドバウト」や「海洋地形学の物語」でも「こわれもの」でもない私なので、そういう先入観は無意味なんですが。


結論から言うと、「よくわからない」。
もともとプログレとは相性が良いほうではないので、不思議ではないのですが、やっぱりよくわからない。でも少なくとも「嫌いではない」。ブリティッシュそのものの音ですから、嫌いにはならない。これはクリムゾンだろうとフロイドだろうと同じなんですが、なんというか、やはり「小難しく聞こえる」んですね。
私の数少ないプログレ経験では、マイク・オールドフィールドのようにどこか牧歌的だったり、中期以降のジェネシスみたいにエンターテイメントの側面が強い方が肌に合っているようです。もっとこう「お遊び」的な要素、肩肘貼らないところがあった方が私は好きです。


だからあれだ、「ドラマ」の中で一番好きなのが最もバグルズ臭い(というかバグルズだろ、これ)「イントゥ・ザ・レンズ」だったりします。


邪外さん、すまない。私はまだまだプログレの魅力にはまれるほど大人じゃないみたいだぁ。
そりゃそうだ、G.I.オレンジがいまだに好きな私なんだもん。