イエス「90125」

vivelerock2004-10-25

今日、仕事途中にイエスの「90125」をゲット。
実は大ヒット曲「ロンリー・ハート」をまともに聴いたのも
今回が初めて。欲しかったアルバムですが、プログレのイメージと
ロンリー・ハート」だけが聴きたかったこともあり、
中古屋で見てもパスしていた1枚。
今回は500円だったので視野に入ってきたわけです。

さて感想はというと・・・。

「こりゃ確かに『新しい』」。

今聴いてもこんな音楽作った連中はいないなぁと思いました。
プロデュースがトレヴァー・ホーンなので、アート・オブ・ノイズ
おなじみのあの「音」がふんだんに入ってますが、前後関係で
いうとイエスのほうが先なのね。ここでの装飾としての「音」が
アート・オブ・ノイズで爆発したのかと思うと感慨深い。

プログレ・ファンからすると邪道なんだろうなぁ。
でも産業ロックに慣れたこっちの耳では、たとえ産業ロックで
あろうと「ここまで完璧にやれば文句はあるめぇ」的な
開き直り感が素晴らしいとさえも感じます。

いやはや、作りこみの丁寧さといい、やっぱり変拍子を入れて
しまうプライドといい、実に興味深い1枚ではあります。
あくまでロックなギターを聴かせるトレヴァー・ラヴィンも
このまま埋もれてしまうには惜しい人材。

それにしてもやはりジョン・アンダーソンの声は私にはキツイです・・・。