ワム!のマクセルCM発見!

id:Hedgehogさんのところで、ジョージ・マイケルの映画についての記事を読みました。
http://d.hatena.ne.jp/Hedgehog/20071231/1199028549
観たい!けれど、残念ながらDVD化はないようで。
そこでYouTubeワム!関連の動画を漁っていたところ、実に懐かしいものを発見。

ワム!アメリカよりも日本でのブレイクのほうが早かったのですが、それはひとえに雑誌「ミュージック・ライフ」とこのマクセルのカセットテープCMのおかげでした。マクセルのCMは「バッド・ボーイズ」「フリーダム」が使われましたが、「フリーダム」に2種類あったのは知りませんでした。というか、懐かしいのは「えっへん、ハイポジション」というキャッチフレーズ。アンドリューがジャンプするこのCMは強烈に印象に残りました。
それよりもう一つの発見は、このCMでの2曲、オリジナルと歌詞が違うんです。おそらくCM用に録られたものと思いますが、これはイギリスのファンにとってはかえって貴重なヴァージョンといえそうです。またちなみに私の記憶が正しければ、「フリーダム」はイギリスでシングルになるよりも早くCMになっていた(CM放映後にアルバム「メイク・イット・ビッグ」が発売されたのは確実)と思います。

Make It Big

Make It Big

何しろ私が初めて買った洋楽のアルバムがこれでしたし、ここから「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」(ひどい邦題だなぁ)、「ケアレス・ウィスパー」、「フリーダム」、「恋のかけひき」(シングルはリミックス)と立て続けにヒットしたので、愛聴しました。
アルバムにわずか8曲しか入っていない(確かカセットは「ラスト・クリスマス」が収録されたはず)のは、1st「ファンタスティック」と同じで、ジョージ・マイケルは寡作家なのかなと思ったものです。


さて、ワム!は実質4年ほどであっという間に解散してしまいましたが、既に「ディファレント・コーナー」などで実績のあったジョージは「フェイス」ですんなりソロに移行したのに対し、誰もが心配した(というよりワム!での存在意義がほとんど感じられなかった)アンドリューもソロ作「サン・オブ・アルバート」と出し、見事にコケました。シングル「シェイク」のPVも発見しましたが、冒頭が「フェイス」を意識したのかアコギのカッティングで始まるところといい、アンドリューのへタレなヴォーカルといい、「あーあ(やっぱりな)」と思ったものでした。


ついでにワム!の貴重映像もアップしておきます。二人の太ももまぶしいミラクルズのカバー「ラヴ・マシーン」(当たり前ですがモーニング娘。ではない)。ジョージは本当に歌が上手い。アンドリューはギターを弾く手元がほとんど映らない(まるでTOKIOの演奏シーンのようだw)。

ワム!のPVは今さら感が強いので、初期の作品を。デビュー・シングル「ワム・ラップ」。既に後にヒットを飛ばすペプシ&シャーリーも出演しています。この曲を聴くと、当時彼らがヘアカット100らと同じようにファンカラティーナのグループとみられたのもわかる気が。

こちらはセカンド・シングル「ヤング・ガンズ」。イギリスで最初にヒットしたのはこちら。

最後は「ブルー」をご紹介。この曲はもともとシングル「クラブ・トロピカーナ」のB面として発表されたものがオリジナル。当時はカセットの「ファンタスティック」にしか収録されておらず、いまだにこのオリジナルのスタジオ・ヴァージョンは「クラブ〜」のCDシングルしかCD化されていません。このビデオは、当時としては珍しかった中国公演(まだ天安門事件の起きる前!)でのもので、のちにアルバム「エッジ・オブ・へヴン」に収録されたヴァージョンで、冒頭の歌詞がオリジナルとは少し違います。