ビリー・ジョエル福岡公演に行ってきたの巻

体調と仕事の関係からかなり迷いましたが、結局行ってきました。チケットが当然ないのでダ●屋さんで購入。アリーナの32列目というまあまあの場所でした。ひさびさに福岡ドーム行きましたが、今回は今までで一番音が良かったように思います。
さーて、注目の曲目ですが…。

01 Angry Young Man
02 My Life
03 Vienna
04 Honesty
05 The Entertainer
06 Zanzibar
07 New York State of Mind
08 Don't Ask Me Why
09 Allentown
10 The Stranger
11 Just The Way You Are
12 Movin' Out
13 An Innocent Man
14 The Ballad Of Billy The Kid
15 She's Always A Woman
16 I Go To Extremes
17 The River of Dreams
18 Highway To Hell
19 We Didn't Start The Fire
20 Big Shot
21 It's Still Rock'n'Roll To Me
22 You May Be Right
アンコール
23 Only The Good Die Young
24 Imagine /John Lennon
25 Piano Man

他の会場よりも曲数は多かったようですが、「マイアミ2017」「ナイト・イズ・スティル・ヤング」が聴けなかったのは残念。それよりアンコールでジョン・レノンの「イマジン」を、1フレーズながら物真似でやったのは驚きましたね(前日が命日だったからでしょうね)。

個人的には「ザンジバル」がしびれまくり。全般的にもそうだったんですが、ビリーはオリジナルと同じキーで通していただけでなく、アレンジもほぼ原曲通り(というより、この人はもともとあまり崩したアレンジはしませんが)だったところ。「ザンジバル」の間奏で、ジャズっぽいテンポの速いところも完璧。すごかった!

前から気になっていたAC/DCの「地獄のハイウェイ」は、ヴォーカルがビリーじゃなかったんですが、結構盛り上がった。この曲から「ガラスのニューヨーク」まではロック・ナンバーのオンパレードでさすがに血がたぎりましたね。

アルバム「ストレンジャー」から結局6曲もやったのも意外でしたが、「イタリアン・レストランにて」をやらなかったのも意外でした。ビリーはなぜかこの曲とか「怒れる若者」とか「ニューヨークの想い」とかノンヒットの曲をやりますが、これはビリーのお気に入りなんでしょうね(私としては少々耳タコですが)。「ヴィエナ」「イノセント・マン」「さすらいのビリー・ザ・キッド」などは珍しい選曲だと思うんですが、やはりというか盛り上がりに欠けました。「エンターテイナー」でさえ盛り上がらないんだもんなぁ。。。

思うに、福岡の客っておとなしすぎる。やはりライヴ慣れしてないせいでしょうか。静かな曲だと座り(「ストレンジャー」のイントロで座ったあたりはさすがに「なんだかなぁ」と思ってしまいましたが)、歓声も少ないですし。もちろんみんな楽しそうに聞いているんですけどね。前回の来日はエルトン・ジョンと一緒ということもあって、モロに盛り上がるときとクールダウンするときの差が激しかった(エルトンはその意味でかわいそうだった)んですが、今回はそこまではなし。ただなぁ。立っている客に、後ろの客が「座れ」と指示するのはいかがなものかと思いましたねぇ(あんたも立てばいいじゃん、と思った)。

今回の客層は、ビリーがほぼ現役リタイア状態ということもあってか、リアルタイムで少しは聴いてた人が多かったように思えました(つまりミーハーは少なかった)。年齢的には30代半ばから40代半ばが多かったですし。ただ「懐メロ・ショー」的に来てた人も多かった感じでしょうか。ラストの「ピアノ・マン」は前回では観客がサビを「Sing us a song you're the piano man, Sing us a song tonight」のあと、「うぃあ〜ほんにゃららほにゃらら〜めろでぃー、うぃ〜にゃららふぃりぃおーるらいと」という感じだったんですが、今回は割と歌えていたような。でもねぇー「アレンタウン」ではやはり「うっ、しっ、うっ、はっ」くらいの合いの手は入れて欲しいし、「ムーヴィン・アウト」なら「キャデラカカカカカッ!」くらいは言えなきゃダメだし、「リヴァー・オブ・ドリームス」は「In the middle of, At the walking in the」のコーラスは歌えないといけないと思うんですけどね…というのはコアなファンの戯言でしょうか。

まあ楽しみ方はいろいろあろうかと思いますが、せっかくのライヴでははじけてもいいんじゃないかと思いました。かくいう私もそれほどはじけたことはできませんでしたが。

こんなライヴ盤出てたんですね。「ローラ」「キーピン・ザ・フェイス」「グレート・ウォール・オブ・チャイナ」とかやったんだ…。この曲目で聴きたかったなぁ。