81.5.2-7.18の全米1位

Sheena Easton

Sheena Easton

81年の5月2日から2週連続1位はシーナ・イーストンのデビュー作「モーニング・トレイン」。原題は「9 to 5」でしたが、ちょっと前にドリー・パートンが同名曲を全米1位にしていたためにタイトルを変更。
曲は本当にいい曲。モンキーズ「デイドリーム・ビリーバー」の続編のようなメロ。でもイーナのキンキン声が好きになれない人も多かったはず。見事なハイトーンは後にマライア・キャリーが出てくるまでは最高峰だったと思うんですが、金属質なんでどうしても「うまく」は聴こえないのが難。
ところが、この人は今も現役ですが、歳をとるほど声が艶っぽくなり、歌も上手くなり、さらにはルックスもよくなった(のは整形?)。いやいや、アメリカ芸能界は奥が深い。
Bette Davis Eyes

Bette Davis Eyes

この後の1位は、年間1にもなったキム・カーンズベティ・デイヴィスの瞳」。5/16から5週1位を記録した後、6/27から再び4週連続1位、トータルで9週ととんでもないヒットに。
そんなにいい曲か?これ?
リアルタイムでのヒット状況を知らないので、当時のチャートの雰囲気だとか、キムの取り上げられ方とかがわかんないためになおのことこの曲がヒットした理由がわからないんです。
今だとあのシンセ・リフがサンプリング・ネタにされそうですが、キムの声もハスキーなだけですし。そういえば「ウィー・アー・ザ・ワールド」では「声の出る」シンディ・ローパーの後が「声の出ない」キム・カーンズだったわけで、何だか損な役回りだなと思いました。で、やっぱり一発屋だった。
Very Best of

Very Best of

途中キム・カーンズの6週連続を阻んだのはスターズ・オン・45の「ショッキング・ビートルズ」。ディスコビートに乗せて、ビートルズそっくりにメドレーで演奏するという企画モノ。この曲をまったく知らないビートルズ・ファンだったら、すっごく新鮮かも。
ちなみにメドレーの曲目は下記の通り。曲のつなぎもスムーズでよく出来てます。

No Reply
I'll Be Back
Drive My Car
Do You Want To Know A Secret
We Can Work It Out
I Should Have Known Better
Nowhere Man
You're Going To Lose That Girl
Ticket To Ride
The Word
Eleanor Rigby
Every Little Thing
It Won't Be Long
Day Tripper
Wait
Good Day Sunshine
My Sweet Lord
Here Comes The Sun
While My Guitar Gently Weeps
Taxman
A Hard Day's Night
Things We Said Today
If I Fell
You Can't Do That
Please Please Me
From Me To You
I Want To Hold Your Hand

とにかくよく似てるんで、「一度は」聴く価値あり。
で、スターズ・オン・45はこの後、柳の下のドジョウを狙いまくって、「アバ編」「スティーヴィー・ワンダー編」「シュープリームス編」などを作りました。ストーンズ編も作ったんですが、ストーンズの名前を出すのはまかりならんと(?)ストーンズ・サイドからクレームが出て、別タイトルで出してました。
彼らの正体はオランダのDJやバンド・メンバーだとか。