同名異曲
最近、気になっている曲があります。
- アーティスト: タッキー&翼,滝沢秀明,今井翼,羽場仁志,酒井ミキオ,小林和子,小幡英之,CHOKKAKU,前嶋康明
- 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
- 発売日: 2006/01/18
- メディア: CD
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しかし、80'Sに生きた我々としては、「Venus」といえばタッキー&翼ではなく、やはりバナナラマであり、ショッキング・ブルーなわけですよ。
- アーティスト: バナナラマ,ラナニーニーヌーヌー,ファン・ボーイ・スリー
- 出版社/メーカー: イーストウエスト・ジャパン
- 発売日: 1999/11/10
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とまあ、バナナラマについて書きたかったわけではなく、こういう同名異曲について書きたかったのです。
それで洋楽でなくて恐縮なのですが、「I Love You」といえば、尾崎豊とオフコースですね(強弁)。尾崎版は現在河口恭吾がカバーしてますが、もうなんというか身の毛がよだつ。尾崎の歌詞自体、どうも肌に合わないんですが、逝ってしまったほどの暑苦しいパッションゆえに「まあこういう人が一人くらいいてもいいか」とも思ってました。ところが河口版はもっと気持ち悪い。ということは、この曲は「尾崎」という人間と不可分なんでしょうね。
好みの問題ではありますが、尾崎の代表曲とされるようなこの曲や「卒業」なんか聞いていると、もうどうしようもなく青臭い以前に過剰さに嫌気がさすんです。で、尾崎ぶってカラオケでこれらの曲を熱唱する奴を見ると、マジで殺意が生まれる。たとえていうなら、ホイットニー・ヒューストンとライオネル・リッチーが、ジェームス・ブラウンの叫び声をサンプリングしたジム・スタインマン作曲、デヴィッド・フォスターのプロデュースによる曲をバックに8分近くデュエットした挙句、その12インチ・ヴァージョンを聴いているマイコー・ジャクソンがムーンウォークをしながらアンガールズと共演しているのを見ているような感覚にとらわれるのです。
尾崎は「Love Way」とか普通にいい曲が書ける人なんですが、作詞家・パフォーマーとしては相当好き嫌いが分かれる人だと思います。
さて、オフコース(w。こっちも好き嫌いが分かれる人が異常に多いんですが、それも分かる気がします。まず小田和正のハイトーンが「許せるか」から始まって、あの歌詞の世界がある意味で貧乏くさいといいますか。コアなオフコース・ファンである私としても、「生まれてくる子供たちのために」とか、いくつかの曲は単にウザイ(暑苦しい)感じもしています。ただ「I Love You」についていえば、これはよく出来ています。もともと完璧主義者の彼らですが、シンプル、タイトにまとめればまとめるほどその真価が発揮されます。ちなみにこの曲は、英語によるニュースがサンプリングされていますが、これはジョン・レノン殺害のニュースです。
- アーティスト: オフコース
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2005/03/24
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