エリック・クラプトンを再評価してみる

どちらかといえば興味が薄かったクラプトン。どうしても「アンプラグド」以降のもてはやされ方が気に食わない私としては、どっちかといえばムカつくほうでした。

が、

今月の「ストレンジ・デイズ」誌の特集を読んで、見直しました(エラそうに)。彼のキャリアはあらかた知っていたつもりでしたが、きちんと追ってみると総合的には苦労人なんですね。くだんの「ティアーズ・イン・へヴン」にしても、売れ線を狙ったわけではなく、亡くなったお子さんを思っての曲と知ってはいたが、あらためて活字でその経緯を追って思うと、ホロっとくるものがあるわけです。私も子供を持つ父親ですし。

「アンプラグド」の後に、オッシャレー路線を求めたにわかファンを置き去りにして、バキバキのブルース作「フロム・ザ・クレイドル」を発表し、ライヴも完璧なブルース・ショウをやるあたり、彼の矜持を感じますし、記事にもあったようにレゲエやサザン・ロックへのアプローチといった普及活動ともいうべき先進性は、確かに凄いといえます。

ただSMAPに曲を提供したりと、ワケわからんこともたまにやらかしますが。

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