異様なほどのベスト盤乱発について
オリジナル盤の再発はなおざりで、とにかくベスト盤がやったら多いアーティストっていますわな。日本ではX−JAPANとオフコースがその双璧だそうですが(未確認情報)。
もっともこれはアーティスト本人というより、レコード会社が勝手に発売しているんでしょう。しかしですね、たとえばレッド・ツェッペリンのようになかなかベスト盤を出させないようにさせている例もあるわけで、どういう契約かしりませんが、偏執 編集盤をコントロールすることはやはり必要ではないかと。
以下、悪質だなと思うアーティストを羅列。ヒマな人は何枚編集盤が出ているか数えてみて欲しいです。
- エレクトリック・ライト・オーケストラ…ムーヴ時代も含めると気が遠くなるほど多い。
- ホール&-オーツ…アトランティック時代、RCA時代ともに似たようなベストを乱発。
- スティーヴィー・ワンダー…モータウンもかなりやってくれます。ダイアナ・ロスも被害者の一人。
- カルチャー・クラブ…80's系では非常に多い方。ボーイ・ジョージとセット販売は一番ムカつく(似た例にリマール&カジャグーグー、ニック・ヘイワード&ヘアカット100)。
- 10cc…UK時代とマーキュリー時代が両方含まれているだけ救われている。そういえば彼らもゴドレー&クレームとセットにされていることが多い。
これ以外に、あとからあとからボーナス・トラックを追加して何度も同じアルバムを買わせようとする例もあります。代表例がエルヴィス・コステロの諸作とザ・フーの「ライヴ・アット・リーズ」。これもムカつきますねー。プログレ系はリマスターを何回もやって再発するパターンが多いようです。
- アーティスト: Who
- 出版社/メーカー: MCA
- 発売日: 1995/02/28
- メディア: CD
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
誰が買うか、こんな腐れ戦略盤。くっだらないコンピ盤(「Woman」とかCMで使用された曲を集めたあのテのやつ)も含めてとっとと駆逐されてほしいもんですが、これだけ出すということは売れてるんでしょうね。
G.I.オレンジやナショナル・パスタイムのリマスター盤とか出してみやがれってんだ。…私は買うぞ(涙)。