ポール一生の不覚「ヤァ!ブロードストリート」
- 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
- 発売日: 2004/07/16
- メディア: DVD
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あらすじはこんな感じ(脚本はポール)
ポールがニュー・アルバムを製作中、そのテープが元犯罪者で今は更正していたはずのハリーに持ち去られた。ポールはハリーを信じ、あてもなくあちこち探しまくるが、見つからない。でも最後は見つかった。ハリーは(ネタバレ)だったのだ。しかもこの話自体が実はポールの(ネタバレ)だった。
こんだけ。どうふくらませようと108分の内容がこんなものでしかない。ストーリー的なツッコミどころはそれこそ満載。これでズッコケなければどの映画も浮かばれない。
でもね、これ映画じゃなくて壮大なPVと思うと、これがなかなか面白い。しかも当時はビートルズ・ナンバーをポールが演奏すること自体珍しかったわけで、それなりに注目すべきものだったと思う。「ひとりぼっちのロンリー・ナイト」が流れる場面はやはりキュンとくるものがあるし、数多い演奏シーンで、リンゴ・スターやデイヴ・エドモンズ、クリス・スペディング、ジェフ・ポーカロ(!)が出演していたり、何気にトレイシー・ウルマンが出ていたり。美しいロンドンの情景シーンも多く、やはりこれは映画というより、ストーリーのあるPVとして作ろうとしていたんじゃないかと思う。
で、このDVD、期間限定で999円。昨年の夏に出たものらしいので、もう少ないかも。ポール・ファンなら999円の価値は十分にあり(ただしあくまでPV集として観ること、ちゃんと途中から見られるメニューあり)。