イアラさんのサイト「ロック魂」閉鎖に思う

vivelerock2005-04-29

「ロック魂」http://members.jcom.home.ne.jp/2112483101/index.html
アクセスの割りに盛り上がらない…というのは私も一時期悩みの種でした。せっかくサイトを運営している以上は、やはりそういったことを意識するのは当然でしょう。
サイトにはいくつかのタイプがあります。

1.資料として価値が高い、データベースなどが整備されているもの
2.参加型で、コミュニティとして機能するもの
3.単に自分の自己顕示欲を満たすためのもの

3.は論外ですね。ブログの普及で特にまた増えたようですが(たとえばニュース記事のリンクを貼り、3流の久米宏ばりに1行腐れコメントで済ませるような)。

私のリンクページは基本的に1.2.のいずれかを満たすようなところにしかお願いしていません。http://www.geocities.jp/britishpopclub/link.htm

1.の典型はアーティスト・ファンサイトで、たとえばビーチ・ボーイズなら8823さん(http://www.geocities.jp/room_8823/)やタケ21さん(http://cabinessence.at.infoseek.co.jp/)のところ、ブームタウン・ラッツならめいすんさんのところ(http://www.h3.dion.ne.jp/~bananarp/)、ウルトラヴォックスを始めとするニューウェーヴ系なら邪外さん(http://ultravox.jp/)といったように。また洋楽カラオケのSAMONさん(http://www.lets-yokara.com/)のようなテーマでの資料性の高さもあるし、イアラさんのアナログ・コレクションもそういう面がありました。

2.はジャスミンさん(http://imero.fc2web.com/)やみょうがさん(http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Stage/2074/)のような投稿型サイト、かつっぺさん(http://plaza.rakuten.co.jp/katuppe/)や☆TAKEさん(http://www.geocities.jp/stakec68/index.html)のように読み物としても面白い双方向性を持ったサイトがそう。

で、私自身のサイトはというと、1.2.の両方を目指して他のサイトを参考にしてました。1.の成果がライヴ・エイド関連ですし、2.はいわゆる読み物ネタとしてのページですが、正直どちらも完成度は低いですし、サイトの特性であるツー・ウェイ、あるいはインタラクティヴなコミュニケーションをうまく促進できていないなと常々感じています。

つまり、イアラさんのような思いは、ある程度心あるサイト・オーナーなら誰しもぶち当たるものなのでしょう。実際、レスを返したり、更新したりという作業は時間的にもかなりの余裕がないと難しい面があります。私がこのサイトを始めたときは社会人大学院生でしたから、余裕はまだありました(だからHNが「元がくせえ」なのです)。今、正直ブログ以外のコンテンツ更新はつらいです。全コンテンツをブログでやっちゃおうかと思ったほど。

なにやらあちこちに話が飛んじゃいましたが、イアラさんのサイト閉鎖は本当に残念ですし、ある意味他人事ではないんですね。ネットでのコミュニケーションはリアルでのそれとは同じ面と違う面がやはりあります。そしてその側面はまだまだすべてがクリアになっていないようにも思います。いろいろと考えさせられた今回の出来事でした。

イアラさん、お疲れ様。また余裕ができたら復活してくださいね。