ライヴ・エイド3枚目終了

まだあと1枚あるのか…。

1.燃える欲望 / カーズ
錯乱のドライヴ(デラックス・エディション)
いやぁ、聴くほうも燃えますわ、これ。カーズってピコピコ&ギターなイメージがあるんで、ライヴじゃどうかと思ってたんですが、これはいい!今は亡きベンジャミン・オールもがんばってますし、エリオット・イーストンも上手いね。

2.ハートビート・シティ / カーズ
大ヒットアルバムのタイトル曲ですが、収録曲の中では地味だし、シングルカットもされてないしどうかと思ったんですが、悪くないです。リック・オケイセックは全然ルックスが変わらない(日本でいえば鮎川誠だな)のでびっくり。

3.ダメージ・ダン / ニール・ヤング
つくづく思った。この人、絶対ライヴ向きだ。スタジオ盤よりずっと声出てるし。元が名曲だからギター一本でも十分。というかニールも若いなぁ。

4.ゴッズ・パーフェクト・プラン / ニール・ヤング
この曲、知りません。どなたかご存知ですか?

5.レヴォリューション / トンプソン・ツインズ、スティーヴ・スティーヴンス、ナイル・ロジャース&マドンナ
フューチュアー・デイズ
ビートルズのカバー。当時は未発表だったはずで、後にアルバム「フューチャー・デイズ」に収録。アルバム・ヴァージョンよりはビートルズっぽい。バックは豪華ですが、トム・ベイリーのヴォーカルはしょぼいです。タイプ的にヒューマン・リーグのフィル・オーキーみたい。

6.ホワイト・ルーム / エリック・クラプトン
クリームの名曲。この頃のクラプトンって軽視されがちですが、実はクスリもすっかり抜けて絶好調だったんですよね。声もよく出てます。フィル・コリンズがバックでドラムを叩いてますが、はっきりいってツイン・ドラムスの意味はあまりない気が。バック・コーラス&パーカッションのお姉さまが素敵。

7.シーズ・ウェイティング / エリック・クラプトン
当時の最新作「ビハインド・ザ・サン」より。フィル・コリンズのプロデュース。ほんとよく働いてますね、この人。

8.いとしのレイラ / エリック・クラプトン
いとしのレイラ
やっぱーこれよ。アンプラグド・ヴァージョンなんぞ目じゃない。ギンギンに引きまくってこそ「レイラ」。ラストのピアノ・ナンバーまできっちり演奏。文句なし。

9.夜の囁き / フィル・コリンズ
誰もが思ったことでしょうからツッコミもそこそこに。英米で曲変えればいいのに…。「ススーディオ」とか「恋はあせらず」とかノリノリ系のフィルも観たかった。

10.ユニオン・オブ・ザ・スネイク / デュラン・デュラン
おまたせ、デュランです。スパンダー派の私ですが、85年時では完全にデュランの方が上ですな。これはやはりヒット連発してたしツアーもしっかりやってたせいでしょう。スケール感が違います。

11.セイヴ・ア・プレイヤー / デュラン・デュラン
サイモンのギターはTOKIOの長瀬君のギターみたいなもんかと思ってたらちゃんと音拾ってましたね。イントロのニックのシンセの音がややオフ気味なのが残念。

12.ザ・リフレックス / デュラン・デュラン
セヴン・アンド・ザ・ラグド・タイガー(CCCD)
サイモンの言うとおり、「踊れる」ロックという点で最高峰の傑作だと思う。これが変形して日本じゃB'zになるわけね(反論受け付けません)。声がちょっと辛そう。アンディ、がんばってます。

13.イマジン / パティ・ラベル
最初のしゃべりがうざったい。本編も妙な節回しがイライラさせる。メッセージがメッセージだけに、さらっと歌わないと押し付けがましいのに。ブラック系シンガーの一番悪い傾向が出てしまってる。ニーナ・シモンみたい。この人、当時サントラでヒット曲あったんだからそっちだけにしときゃよかったのに。

14.いつまでも若く / パティ・ラベル
この選曲はなかなか渋いんだけど、この場じゃ盛り上がらんだろ。ともあれ、そもそもパティ・ラベルは日本人の苦手なタイプだと思う。後にマイケル・マクドナルドとのデュエットで大ヒットも出したし、昔はラベルズでヒットメイカーだったけれどメジャー感がないし。


3枚目のMVPはオジー・オズボーンブラック・サバスの豪快&傍若無人パフォーマンスに。技能賞はカーズ、殊勲賞はニール・ヤング、敢闘賞はREOスピードワゴンへ。場違い賞はジューダス・プリースト象印賞でパティ・ラベルに。
というわけで、非常に後味の悪い3枚目(パティに罪はないけど)となりました。いよいよラストの1枚です。