念願のファースト

これです、これ。↓

Toto

Toto

実は持ってなかったこの名盤。「ホールド・ザ・ライン」と
「ジョージー・ポーギー」が入っているんだからそりゃもう聴く前から
名盤でしょう。で、まだ聴いてないんですが(笑)。
TOTOもいわゆる産業ロックとしての見られ方が多くて、
あれほど多くのAOR系のアルバムにセッション・ミュージシャンと
して参加しているのに、どうも「聖なる剣」の大ヒットのイメージから
産業ロックにされてるようです。
Toto IV

Toto IV

TOTOの良さはそういう意味では「中庸さ」にあると思います。
AOR系ほどかっこつけてるわけでも洗練されまくってるわけでもなく、
ジャーニーほどわかりやすくはなく(能天気でもなく)、
かといってエイジアやボストンみたいにプログレッシヴな匂いも感じさせない。
ただひたすらポピュラー・ミュージックとして(ポップ・ミュージックではなく)
クォリティを求めるバンドといったイメージがあります。
だからとにかく完成度が高いですし、セッション・ミュージシャンに
ありがちなテクに走らない(強調しない)ところに好感を抱かせるのです。

歴史的には「聖なる剣」が絶頂で、次の「アイソレーション」で一気に
セールスが落ちる(力作なんですけどね)ことになりましたが、個人的には
その次の「ファーレンハイト」の方がヒットはしたものの、緊迫感が減って
がっくりきた思い出があります。

Isolation

Isolation

それにしてもやっぱり「アフリカ」。定番だろうとなんだろうとこの曲は
何度聴いてもすごい。小室哲哉が前妻にカバーさせてましたが、つくづく
彼らの高いアレンジ能力を感じさせたものです。