ビリー・ジョエル、「謎のピアノマン」の恩恵

米人気歌手ビリー・ジョエル(56)が“謎のピアノマン”の恩恵を受けている。英国の海岸で保護されたピアノを弾く身元不明の白人男性が世界で注目を集めると同時に、ビリーのCDが売れ出した。代表曲「ピアノマン」が連日の報道のBGMなどに使用されている効果で、レコード会社に注文が殺到している。元日発売のベスト盤「ピアノ・マン:ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ビリー・ジョエル」などが報道前から出荷枚数が倍増。ビリーにとっては価値ある“ストレンジャー”の登場となった。

 身元不明のピアノマンは4月7日に英国の海岸で保護され、今月中旬からその存在が世界中で報道され始めた。何かにおびえているような写真などが日本でも連日報道されているが、テレビのニュースなどでは、ビリーの「ピアノマン」が頻繁にBGMとして放送されており、全国のCD店への問い合わせが多数寄せられていた。

 これを受けて、レコード会社「ソニーミュージック・ダイレクト」には元日に発売したベスト盤「ピアノ・マン―」の注文が殺到。報道直後の出荷枚数が前週の倍以上の1000枚ほどに。その後もペースを上げ、発売からの合計枚数は10万枚を突破した。また1973年に発表し、99年に再発売されている代表作アルバム「ピアノ・マン」も出荷枚数が倍増した。

Piano Man

Piano Man

 「ピアノ・マン」はビリーのセカンドアルバムのタイトル曲で、74年にシングル化され、全米最高25位を記録した。その後は「ピアノ・マン」という単語自体がビリーのニックネームになるほどの支持を集め、コンサートでは観客の大合唱が起こる定番曲。日本では昨年から東京電力のCM曲にも起用されている。(スポーツ報知)

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・・・だそうだから、ビリーは早く復帰しろ!