ライヴ・エイドで再評価したことなど Pt.2

前回の続きです。2枚目のボウイまで見ました。


1.ニック・カーショウ「恋はせつなく」
髪型が時代だなぁ。まゆげも繋がってるし。DVDでは基本的に有名曲を優先的に収録しているようなので、イギリスでは「ザ・リドル」よりこの曲だったんでしょう。


2.シャーデー「ユア・ラヴ・イズ・キング」
曲調的に盛り上がらないのではと思ったら、結構良かった。あまり好きなシンガーではないんだけど、ちょっと見直した。途中で上着を脱ぐんですが、そのときに異様に盛り上がったところが「男」だなぁ、と。良く見ると乳首浮いてました(どこを見てるんだ)。当時はまだアルバム1枚しか出してないのに出演できたということは人気高かったんですね。


3.スティング「ロクサーヌ
シークレット・ポリスマンズ・ヴァージョンですね。弾き語りのアレです。ほんとはポリス・ヴァージョンで聴きたかった。
アウトランドス・ダムール


4.フィル・コリンズ「見つめて欲しい」
弾き語り。1回だけミスタッチがあり、フィルも「あいた」という顔をしているのがほほえましい。せっかくスティングと一緒にブランフォード・マルサリスがいるんだからバックくらいとってやればいいのに。


5.スティング&フィル・コリンズ「見つめていたい」
これこそほんとにバンド・ヴァージョンで聴きたかった。だってこの曲のミソはギターリフでしょうに。フィルのコーラスはさすが。でもちょっと寂しいステージでした。


6.ハワード・ジョーンズ「かくれんぼ」
ピアノ・アレンジによるこの曲。実はこの人、基本的に暗い音楽性なんでしょうね。アルバムの中でも最も暗く重いこの曲を選曲するあたりそうかなと。驚いたのはこの曲で会場にコーラスを求めたこと。しかもみんな歌えるでやんの。シングルでもなかったのに。


7.ブライアン・フェリー「スレイヴ・トゥ・ラヴ」
ライヴ・エイドでこの曲を歌うあたり、この人完全に勘違いしている(笑)。バンドはめちゃめちゃ上手い。下手なのはこの人のヴォーカルだけ。ロキシー時代の曲を取り上げればもっと受けたのに。
Boys & Girls
この人のパフォーマンスについては同じ感想を持った方も多いみたい。http://d.hatena.ne.jp/k_turner/20041205 というか、何でマイク2本持ってるんだ??


8.ブライアン・フェリー「ジェラス・ガイ」
ジョン・レノンのカバーヒット。思ったよりさらっと歌ってました。しかし見ればみるほど宇津井健に似ているなと。


9.ポール・ヤング「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス」〜「カム・バック・アンド・ステイ」
No Parlez
「去年の12月を思い出して欲しい」と呼びかけて始まるバンド・エイドのさわりをアカペラで。そしてその後はヒット曲を熱演。バックコーラスの黒人さんがいい味出してます。人気もすごい。


10.ポール・ヤング&アリソン・モイエ「ザッツ・ザ・ウェイ・ラヴ・イズ」
元ヤズーのアリソン・モイエと合体。アリソンの声量にポールは圧倒されてます。この二人が出ると見事なソウル・レビューに。アリソンとアニー・レノックスが組んだらもっとすごかったろうなと思いました。


11.ポール・ヤング「エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ」
このときは確かまだアメリカではヒットしていなかったはず。レコードとあまり変わらない出来だったかなぁ。


12.ブライアン・アダムス「キッズ・ウォナ・ロック」
そしてアメリカがスタート。なるほど、この曲できたか。ロック賛歌ですね。ツアー中のせいか、声がきつそう。というか、アメリカのスタートってジョーン・バエズのクソババァ(失礼)じゃなかったんだ。なんなんだ、あの日本の放送は?
レックレス


13.ブライアン・アダムス「思い出のサマー」
頼むから「サマー・オブ85」と歌ってくれ!と思ったら最後でちゃんと歌ってくれました。さすがブライアン、よくわかってます。いい曲だなと久々に痛感。


14.U2「ブラディ・サンデー」
いやはや、すっげー盛り上がり。会場の広さゆえどうしても後ろはおとなしく見えるんですが、このときだけはもう完全にU2に全体が踊らされています。それにしても「ブラディ・サンデー」、永遠の名曲ですね。それにしてもイギリス人はこの曲をどう受け止めているんだろ?
WAR(闘)


15.U2「バッド」
アルバム「焔」の中の長尺な曲。ボーノは会場の女の子と抱き合ったり、やりたい放題です。その間バックで演奏しているほかのメンバーの気にもなってみろと。途中でストーンズの曲も歌われたりします。この頃すでにイギリスでは国民的バンドになってたんだと痛感。


ここで、Disc1が終了。2枚目の途中まで見てましたがレビューはとりあえずここまで。1枚目のMVPはステイタス・クォー、次点はコステロの心意気とポール・ヤングの熱演に。
アホアホ賞は、ただのプロモーションに来たとしか思えない(しかも浮いちゃった)アダム・アントとブライアン・フェリーに。