DVD「ライヴ・エイド」をすこーし見た。
とりあえず見たところまでのレビューを。
1.BBCニュース
まずボブが動くきっかけになったBBCのエチオピアの状況のニュース。
涙なしでは見られないほどひどい状況だった。しかしこれから実際にあそこまでの行動を起こしたボブはやはりえらい。
2.バンド・エイド「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス」
久々に見たPV。大感激。今見るとまた別の発見あり。
ポール・ウェラーはやはりヴォーカル取ってましたね。イマイチ声が聴こえないので当時は取ってなかったと思ってました。
バンドはやはりドラムがフィル・コリンズ、ギターがゲイリー・ケンプ(スパンダー・バレエ)、ベースはジョン・テイラー(デュラン・デュラン)と、この2バンドが務めているよう(実際のバックはわかりませんが)。
ところでどうしても一人誰かわからないヴォーカルがいます。誰だろう?
3.USAフォー・アフリカ「ウィ・アー・ザ・ワールド」
腐るほど見たPVなんで、ほぼ覚えていました。ダイアナ・ロスっていい人なんだろうね。俳優のダン・エイクロイドはイマイチ乗っていないような。終わりのほうでライオネル・リッチーが親指で「グッ!」とするところがなんとなくムカつきますね。やはりスモーキー・ロビンソンやリンジー・バッキンガムにもヴォーカルを取って欲しかった。
4.ステイタス・クォー「ロッキン・オール・オーバー・ザ・ワールド」
当時も思いましたが、トップが彼らで本当に良かった。最高のオープニング。
5.ステイタス・クォー「キャロライン」
これも彼らの大ヒット曲でノリノリでございますよ。日本で人気がないのが残念無念。来日したら絶対行くけどなぁ。
6.スタイル・カウンシル「インターナショナリスツ」
選曲がこのイベントの主旨をよく理解していると思う。ポール・ウェラーはかっこいいね。ヴォーカルはあまり好きじゃないタイプなんだけど、この人の声はスタジオ盤よりはライヴの方が映えるタイプだなと実感。
7.スタイル・カウンシル「タンブリング・ダウン」
名曲。そして名演。惜しむらくはバック・シンガーのD.C.リーの声量のなさ(ひどすぎ)。
8.ブームタウン・ラッツ「哀愁のマンディ」
実はライヴ・エイドが初めてのラッツ体験。で、この曲はやはりいい曲。客の盛り上がりがいかにボブを英雄化しているかがわかる。
9.ブームタウン・ラッツ「ドラッグ・ミー・ダウン」
当時の彼らの最新作にしてラスト「イン・ザ・ロング・グラス」より。どポップ過ぎてあまり彼らっぽくない。
10.アダム・アント「ヴィヴ・ル・ロック」
アダム・アントは好きなんだけど・・・この選曲って完全にアルバムの宣伝だなぁ。「グッディ・トゥ・シューズ」とかアンツ時代の曲やらないと。会場もやや白けてる。つーか、ちゃんと歌えないなら動くなっ!!
11.ウルトラヴォックス「ダンシング・ウィズ・ティアーズ・イン・マイ・アイズ」
ほとんどレコードと同じアレンジ。音楽的に変えようがないといえばまあそうですな。ミッジのヴォーカルは伸びもあり、見事。アダム・アントも見習えよ。
12.ウルトラヴォックス「ヴィエナ」
イントロだけで盛り上がる。当然ですな。でもあれだ、あまりライヴ感がない。
13.スパンダー・バレエ「ふたりの絆」
レコードに忠実な演奏。結構演奏うまいんだね。女の子の声援が多い。当時は非常に人気があったことをうかがわせる。
14.スパンダー・バレエ「トゥルー」
ややテンポの速い、ビートを利かせたロッカバラード・ヴァージョン。それでもやはり感動させちゃうんだからいかに曲がいいかがわかる。ト二ー・ハドリーの暑苦しさもライヴではちょうどよい大仰さ。なんでもいいがもうちょっとゲイリー・ケンプも映してやればいいのに。彼らの曲はほとんど彼が作っている才能ある人なのに。
15.エルヴィス・コステロ「愛こそはすべて」
クィーンとならんで伝説になっている、カバー1曲だけ、しかもギター1本でさーっと終わったすがすがしいコステロのステージ。ある意味彼が一番ライヴ・エイドの主旨をわかっているような気がする。
以上、とりあえずここまで。この後はニック・カーショウだっ!(日本ではスパンダー・バレエと並んで見事に完全カットされていた)