オムニバス盤なんて大っきらいだ

どうも商売の話ばっかりで恐縮ですが、オムニバス盤ってありますね。
先鞭は「ミレニアム」というコンピレーションだったと思いますが、「ウーマン」
とか「No.1」とか(これ、ほんとにクソ盤です)。
これもまあ人気曲が手軽に入る(でも価格は通常の2枚組より高いことにいい加減
気づけ)ということもあって売れてるみたいですが、ちょうど80年代半ばに
イギリスが大不況だったときに「NOW」シリーズだとかをチャートに送りこんで
いたのと重なります。
これやるといよいよオリジナル・アルバムが売れなくなるんですよ。
そりゃそうだ、将来のコンピ盤のタネをつぶしているようなもんですから。
ビジネスの鉄則、スクラップ&ビルド、つまりコンピで稼いでオリジナルに投資
する、ということをやっておかないと痛い目に遭いますぜ。
ちなみにイギリスは実質90年代アタマのブリット・ポップ・ブームがくるまで
7年以上市場が回復しなかったことを指摘しておきます。
CCCDとかに血道をあげてる場合じゃないですよ。特に東芝EMIさん。